大澤隆之のめざせ!!宅建士 18限目
保証
1 担保制度
担保制度には人的な担保制度と物的な担保制度がある
人的な担保制度 → 保証や連帯保証
物的な担保制度 → 担保物件(留置権 先取特権 質権 抵当権)
2 保証とは何?
保証とは、債務者が債務を履行しないときに債務者にかわって債務の履行を
行う義務を負うこと
3 保証債務の成立
保証債務は、債権者と保証人との間の保証契約によって成立する。
ただし、書面で契約をしなければ、その効力は生じない
4 保証人の資格
債権者が保証人を指名する場合は、原則として、制限なく、
だれでも保証人になれる
主債務者が、保証人を立てる義務を負う場合は、
行為能力があり、かつ弁済する資力があることが必要
5 保証債務の性質
保証債務には、付従性、随伴性、補充制がある
① 付従性
主債務が存在しなければ、保証債務は成立しない
保証債務は主債務より重くなることはない
主債務が消滅すれば、保証債務も消滅する
② 随伴性
主債務が債権者から第三者に移転すれば保証債務も移転する
③ 補充制
保証人は、あくまで、主債務者が約束を守らなかったときに、
初めて責任を負うこと
この性質の具体化として、催告の抗弁権と検索の抗弁権という権利が
ある
大澤隆之